第2回 基本計画策定委員会 議事録
平成18年12月6日(水曜日)15時00分~17時00分
市役所505-2会議室
- 第1回委員会議事録について
- アンケート調査について
- 第1回会議での委員の描く図書館像の中でお話できること
- 図書館のサービス面についてのフリートーキング
- その他
- 第3回委員会を予定より早める提案
12月15日(金曜日)15時00分~17時00分 / 市役所505-2会議室
- 第3回委員会を予定より早める提案
日野市立図書館基本計画策定委員会 第2回議事録
日時
平成18年12月6日(水曜日) 15時00分~17時00分
場所
日野市役所5階505(2)会議室
出席者
- 山口徹雄、濱田陽子、久保田正子、小林美和、中村美智子、坂井喜代子、山﨑孝、小林卓、阿部臣彌、小澤昭道、平義彦、金野啓史、佐藤由加里、高原洋平、米田裕治(途中退席)、田中繁夫(副委員長)、二村健(委員長)
- 事務局(川口、鬼倉、星、飯倉)
- コンサルタント 山口(記録)
- 開会
- 前回欠席者等の紹介(川口)
- 配付資料の確認
- 開会
- それでは第2回をはじめる。小林(卓)委員から配布を依頼された八尾市の計画について簡単に紹介を。(二村)
- バランスの取れた計画書になっている。八尾市は日野よりやや人口規模が多いが、共通点も多い。参考になれば良い。(小林(卓))
- 議事録について
- 議事録の確認
- いくつかの文言を修正した上で承認した。
- 議事録の取扱について
- この議事録はどのように取り扱われるのか。(小林(卓))
- 市議から議事録と名簿を見たいとの要望がきている。公表して良いか審議いただきたい。(川口)
- 一定の方針を出したい。議事録(案)を当委員会で確認し、正式の議事録とする。(二村)
- 公開の形はどうか。また、名簿に住所は載せるのか。(山﨑)
- → HPに公開する積極的な方法と、逆に公開請求があった場合にのみ公開する消極的方法もある。住所は載せないのが普通だろう。(二村)
- 発言者の名はどうすれば良いか。(小澤)
- → ここでの意見は公の意見。匿名では発言が無責任に扱われやすいので、匿名は良くない。議論の経過を公開することに意味がある。(久保田)
- → 議事録は名前を併記して公開を前提として扱うこととする。(二村)
- 議事録の確認
- 資料説明
- アンケート調査について
- 資料説明
- すでに各委員よりかなりの意見が寄せられたと聞いている。事務局から経緯の説明を。(二村)
- 資料の網掛け部分が変更箇所。ご意見頂いたものはなるべく吸い上げるようにした。
- → 並び方の変更など、表記できなかったものもある。来館者調査シートでは館内からの要請とあわせて手を入れてある。
- → ヤングアダルト調査で、日野市立図書館ではマンガを置いていないため、「マンガと一般書とを分けて意見を聞くのはどんなものか」との提案には対応できていない。
- → まだ居住地の抜けや質問番号の対応間違いがあったので事務局で直したい。
- 市民調査は、すでに発送手続きに入っている。
- → 発送準備中。今週中を目途に発送する予定。(コンサルタント 山口)
- ヤングアダルトと来館者調査はなるべく早く内容を確定したいので、訂正箇所は2・3日中にいただきたい。調査実施もできれば12月中に行いたい。
- 質疑
- 一般向けアンケートの調査票対象者にはヤングアダルトも入っているのか。(阿部)
- → 16歳以上を対象としている。(事務局 川口)
- 配布・回収の方法はどうか。(阿部)
- → 自宅郵送配布、郵送回収で行う。(事務局 川口)
- 来館者アンケートの対象と方法は。(久保田)
- → 中央図書館と他1館の2つの図書館で、各平日と土日に実施。来館者全てに手渡しし、その場で回収する。わかりやすい表現とした小学生向けのアンケートも用意した。実施館は検討中。(事務局 川口)
- → この形で実施して頂きたい。(二村)
- 一般向けアンケートの調査票対象者にはヤングアダルトも入っているのか。(阿部)
- 資料説明
- 第1回会議で委員の描く図書館像の中でお話しできること
- 資料説明
- 前回いただいた委員の描く図書館像の中から市の現状について報告する。・・・資料説明(省略)(事務局 川口)
- これに対する質問・意見があればフリートーキングの中でお話し頂きたい。(二村)
- 資料説明
- アンケート調査について
- 図書館のサービス面についてのフリートーキング
- 前回の委員諸氏の意見をおおざっぱに整理すると、ソフトウェアとハードウェアの部分に分けられる。今日はサービス面についてご議論頂きたい。ハードウェアについては次回に行う。(二村)
- 司書としてまたコミュニケーション能力の高い人がサービスを提供するのが大事。教育先進国のフィンランド・ヘルシンキの図書館を視察した。日本では考えられないほど充実していた。フィンランドは資源がないため、国是として教育を資源としている。教育は無料。人生設計の中に教育も福祉も入れられている点でデンマークやスウェーデンとも違う。子ども達に何になりたいかを尋ねたら、「先生」「図書館の職員」ということばが返ってきた。図書館がどういう役割をしているのかを聞きたくなった。
フィンランドの図書館職員は皆専門職。ボランティアはどうかというと、小さい子どもを連れて来館すると、母親が自由に本を選べるような託児を子育てを経験したボランティアが行っている。子ども向けの本のアドバイスをする、読書や読み聞かせの方法も職員は教えている。車いすの人に渡すポケットベルは、必要に応じてポケベルで職員を呼び出すことができる。自由に館内を移動してもらい、職員は、書架から本を取り車いす利用者の膝の上に置く、必要な本かどうか判断するためどのような本かを職員が説明するといった時に支援する。車いすを押すボランティアは別にいる。障害者に対応できるこうしたサービスがごく普通に行われている。
車いすの用意があること、車いすが動き回れるようなスペースがあることを提案したい。車いすを押してあげるボランティアもいると良い。
ニューヨークの図書館は、なぜあれだけの設備を作ったか。当時治安の悪さや人種差別問題があって、教育の必要性が叫ばれていた。教育の場として図書館が名乗りを上げた。職業訓練をして就職につなげて、失業率の低下にも貢献した。
日本の学校のコンピュータは1/3が使用され、残りは遊んでいるだけという。先生がコンピュータを教えられないことが問題。ウィンドウズ98のサポート期限が切れるとゴミになってしまう恐れがある。目的を持って設備を整えないと無駄になる。目的を持って揃えるならお金は無駄にはならない。(久保田) - フィンランドの教育レベルの高さは皆の知るところ。学校教育に図書館の視点を加える、ボランティアを組織的に活用する等が提案された。市の考えはどうか。(二村)
- → 市としては目的を持ってコンピュータを入れている。(米田)
- → 教師が100%コンピュータを使えるよう市役所5階にICT推進室を作った。小学校教諭に研修し、パソコンが使える教師が今年度ほぼ100%になった。来年度は中学校教師を対象に100%達成に取り組む。また、学校図書館のシステムを更新する時期に来ているので合わせて学校のネットワークも作っていきたい。(田中)
- → 踏み込んだ提案もいただければ検討したい。(鬼倉)
- 私自身は図書館を利用する際に、司書を使って何かを達成したことがない。司書の使い方を知らないとも言える。司書の活用方法を広める方が先ではないか。専門家を揃えるだけでは余ってしまうのでは。司書らしい仕事をしていると感じることはどのくらいあるのか。ニーズに対応できないほどの状況なのか。(山口)
- → 司書がカウンターの中に入り込みすぎて出ていかないように見える。(久保田)
- → 館によって異なるが、中央館などでレファレンスが集中すると対応できない状況になることもある。図書館でどういうことができるのかが十分知られていないところがあるので、昨年からホームページにレファレンスの事例を掲載した。カウンターまわりの表示の工夫も含めてPRがまだまだ弱いかも知れない。機能を知らせて掘り起こしが必要だろう。
図書館の司書の仕事は、どんな本をどのように揃えるかや、機械で検索したときに検索結果がどう出るかなど、利用者自身で使い易いようにすることも司書の専門性が求められる仕事。司書に求められる専門性は利用者の問い合わせに応えることだけではないと考えている。(鬼倉) - → 専門性の高い職員をどう使うかがポイントだろう。(米田)
- → 利用者から見ると正規職員とアルバイトとの見分けがつかない。(山口)
- → 非常勤職員も一定の訓練を受けている。図書館に対する要望は多々あると思うがパイは無限ではないことをご理解頂きたい。何が市民から求められているかによって役割分担を考えることが必要である。(米田)
- 市民がどんな情報要求を持っているのか。子どもから大人まで、ニーズ・シーズはいろいろある。そこをどうとらえていくか。高齢者のニーズに関して言えば、平山地区の丘陵部は高齢化が進んでいると思われる。買い物にも不自由で図書館に足を運ぶのも大変。図書館へのアクセスに不便を感じている高齢者の情報ニーズに図書館としてどう対応するか。
定年になって職場を離れると拠り所は家しかない。町のなかでお金をかけずに安心していられるのは図書館だけ。リタイアした人びと(年金生活者)の居場所として図書館は格好の場所になるということも考慮した施設やサービスが必要。
子ども達のニーズに関して言えば、子ども達の情報行動はTV番組あり、PCゲームあり、マンガ本ありで、本を読むのは多様な情報行動の一つにしか過ぎない。統計によれば、読書離れは小学5・6年生から急激に進むようだが、これが何を意味するのかも考えると、本以外の情報媒体の方が彼らの情報ニーズにマッチしているという事情もあるのかもしれない。世代による情報ニーズの多様性を把握しつつ、そのニーズに対応するサービスが求められている。
勤労世代の情報ニーズに関しては、職場では仕事に直接つながらない個人のネット利用は制限されるので意外に生活情報に乏しく、通勤時間や残業などで図書館を利用する時間的な余裕もない。勤労世代の情報ニーズにどう対応するか。例えば市内の主要駅構内に市立のインターネットカフェを立ち上げることや夜間開館時間をいたずらに延長するのではなく、コンビニを配本ステーションとして利用するなどが考えられないか。
日野市の地域特性という点で考えると、市の中心になる都市機能を持つ場所が、高幡不動、日野、豊田と分散しているが、このような条件に図書館サービスのネットワークをどう対応させるか。
情報サービスの地域間格差の問題については、万願寺や西平山から分館建設の要望がある。
市民ニーズを図書館がどう分析しているかうかがいたい。(阿部) - 中心となる都市機能の空間がないという指摘はあまり考えたことがなく印象的だった。日野市立図書館を再び日本一にという思いは皆も共通に持っていることだろう。しかし、日本一の図書館づくりは、基本計画の結果。フィンランドのように教育の中に図書館を取り込むような方策をこの委員会で打ち出していくこともあり得る。ICT講習では、図書検索の方法やWEBからの情報収集についてどんな取り組みをしているのか。図書館員が講習をする側にまわるようなことも求めてよい。いろいろな議論を計画の中に織り込んでいきたい。(二村)
- バイリンガルなもの:洋書の購入予定はどうなっているか。私は立川の図書館に出向く。外国人との共存のための図書館(という位置づけ)もあり。情報がないと外国人は孤立していってしまう。よその図書館につれていかなければならないのは恥ずかしいこと。立川、町田、武蔵野では取り組んでいる。本は自分を高めていくための肥やしなので、日本の中で孤立化していく外国人を図書館が支えの1つになるだろう。多文化サービスの視点も大事だ。
今後、フィリピンなどからの介護サービスに携わる人件費の安い人たちが増えてくる。このような外国人を育てないと人的植民地政策化となるのでは。(久保田)- → 洋書の購入予定について答えておきたい。中央図書館では子どもむけの洋書を今年度購入する。来年度ヤングアダルト向けの予算もついている。公共的な意味を考えて外国人の方への情報提供ができる体制も作り地域の国際交流との連携も考えていきたい。図書館の不要本を、日本を知ってもらうために2年ほど外国に送る取り組みも行っている。(鬼倉)
- シーズとは何か。日野市立図書館のメインターゲットは誰か。どこに重点置いてターゲットを絞るかが大事。外国人、高齢者、障害者、全てを取り込むのは理想ながら無理なので、日野図書館はどの進路を取るか、どう特色づけるかを考えるのが大事では。例えば、統計的に40代50代70代の利用者が80%を占めるなら、そこにターゲットを置いていくとの判断ができる。個人としては、乳幼児を持つ「主婦」と「高齢者」をターゲットにすればよいと考える。(中村)
- → 全ての市民が対象であるべき。団塊の世代が図書館の椅子に座っている姿をイメージするだろうが、団塊の世代のノウハウやスキルを図書館で受け入れて社会に還すことが必要だ。
一度子育てを終えた人びとがボランティアとなってもらえる仕組みもあると良い。できるところからやって始めていくのが良い。(坂井) - → 図書館の応援団の組織化をという提案であった。他にどうか。(二村)
- → 全ての市民が対象であるべき。団塊の世代が図書館の椅子に座っている姿をイメージするだろうが、団塊の世代のノウハウやスキルを図書館で受け入れて社会に還すことが必要だ。
- 学校図書館には専門書はいらないのでは。学校図書館は、乳幼児も含めた子ども向けの図書館として地域にも開放してはどうか。本来の図書館を大人向けとしてはどうか。来年度から放課後子ども広場が始まる。そのこともうまく関連させて学校図書館を地域開放させていけないか?(山口)
- 学校図書館に配置されていた司書がいなくなり、代わりに教員や嘱託の人が対応しているのが実態ではないか。(久保田)
- → 12学級以上の学校に司書教諭を配置している。実態は司書教諭は担任と兼務のため、授業に手を取られ、学校図書館業務専属ではない。議会での請願審査で、専門職を置くことが了承されたが、予算の問題がある(田中)
- → 11月14日づけの市議会便りによると、一度廃止された嘱託の学校司書を再開することが全会一致で決まったとあるが。(濱田)
- → 「正規の専門的な人を」との内容は行政としてはハードルが高い。全会一致でだが、「都や国との連携で」ということが付された上で採択された経緯がある。(田中)
- → 行き場のない子どもが本を通して学校司書と交流があった例もあり、学校司書は欠かせない。(濱田)
- → 小学校26校で26人の正規の資格を持った職員を雇えという請願で実態は厳しい。議会を通過したことはその通り。(田中)
- シルバー人材センターの人びとがパソコン講習をあちこちでやっている。パソコンを使える方が退職してやっているようだ。こういう取り組みは組織毎の縦割りになりがちなので、シルバー人材センターと連携して横につながって人材を活用すると良い。(久保田)
- → それぞれの事業体がそれぞれに動いているのでもう少し全体を見渡して活動したらどうかとの提案はその通りだろう。図書館の位置づけが決まってもう一度考えればよい。(米田)
- 2002年の協議会の提言を見た。素晴らしい内容で新たに提案することがない。新しい図書館像として「無料貸本屋からの脱却」が示されている。遊び心とあるが、具体的にはどんなことか。(山﨑)
- → 「無料貸本屋からの脱却」というのは私が提言したいために示したものではなく、「これからの図書館像」を読み解いた結果、こういうことではないかと提示したもの。これを日野市でやれといったわけではない。(二村)
- → 「遊び心」とは助役からの計画の方針として示された4つの注文の1つ。(川口)
- → 新しい計画を作るのであればと、市の理事者側からの要望として事務局に届けられたもの。具体的なイメージがあるわけではない。(二村)
- 市民ニーズと図書館サービスをどう組み合わせるか、どこにフォーカスを当てるかについて述べたい。情報アクセスに障害のある人びと、、情報弱者に対して情報サービスを公的サービスとして手厚く提供するのが大事。
昭和40年代に日野の図書館が日本一といわれたのは、中小図書館のモデルとして、公共サービスとしての図書館サービスを先進的に実現したところにあるだろう。これを継続したい。
市民の参加も大事。ただし、図書館サービスへの市民参加はただ弱者に手をさしのべるというのではなく、市民同士が相互扶助していく形で行われるべきで、情報を提供する市民が提供される側にまわることもある。日野の図書館が市民のニーズを受けて情報サービスの内容を先進的に革新することで再び注目されることになるのが良い。(阿部) - 情報格差は市でもみられる。多摩平の森に住むが、13階の建物から新聞を下に降ろすのが大変で新聞をやめている高齢者も多い。新聞が入ってこないと市広報が入ってこない。同じフロアの高齢者のために豊田駅にある支所から広報をとってきて手配りしている。全戸配布していただきたい。(久保田)
- → シルバー人材センターで宅配している。広報担当に問い合わせて頂けると良い。全戸配布と宅配について費用対効果を検討した結果、新聞と宅配を組み合わせるのが良いと判断している。(小澤)
- → 問い合わせてみたい。知らない人が多いのではないか。(久保田)
- 授業のレポートで、学校図書館と公共図書館の連携を取りあげた。司書兼任の先生から、教師との兼任では教師に比重がかかってしまうので司書との兼任は難しいことや、他に司書専門の人が週2~3回学校にまわって来ても時間が限られるなどの理由で学校図書館の活動に十分参加できない実態について話しをうかがえた。図書館側で学校向けのサービスを用意しているが、学校側は図書館は1つのツールに過ぎず、コミュニケーションができていないように思える。図書館側の意図をもっとアピールしていってはどうだろうか。(小林(美))
- 情報弱者と全ての人びとへのサービスが公立図書館の使命だろう。例外があってはならない。その基本を大事にしたい。(小林(卓))
- 議事録、HPで積極的に公開していくべき。(小林(卓))
- → HPに載せるかどうかについては次回の審議事項にしたい。(二村)
- ランドマークをめざしての中で3割の市民しか利用していない実態を知り、滞在型の図書館の事例を探した。平成18年7月にオープンしたて。ここでは司書経験3年以上でプラスαの特技のあることを条件としたが大変な応募数だったと聞く。南多摩の駅から歩いて5分のところにある。何が違うかは、ぜひ皆さん自身で行かれて体感して欲しい。(濱田)
- → 次回以降、資料配布の際にどなたの資料かを記して欲しい。(二村)
- どこに高齢者が多いかの地図をつけた。以下は提案。歩いて行かれない地域に向けて出前型のシルバーひまわり号に健康と旅行関係の本を積んでまわってはどうか。これまでの停車時間は20分位だったが、もう少し長くして、滞在できるサロン的な使い方もしてもらったらどうか。(平)
- → ひまわり号が廃止になることはご承知だろうか。ひまわり号の廃止は、全国の図書館関係者に対して大変なダメージになるので、これに替わる皆が納得できる事業を用意するよう協議会から図書館にお願いしてきた。(二村)
- → ひまわり号は個人貸し出しを見直すこととし、年2回まわっている学童クラブなどへは蔵書の提供といった形での変更を考えている。(鬼倉)
- → 移動図書館業務の停止は日本の公共図書館の歴史を築いたひまわり号の事実上の廃止である!地域間格差の是正などへの代替手段を検討頂きたい。(二村)
- 地区別の貸出密度に関する資料から情報格差の問題の方向性をある程度見定めることができるだろう。高齢者の分布や誘致圏の図などがハードウェアとの関係で次回協議したい。学校図書館との連携では小中学校図書館を公共図書館の下部構造に組み入れる方向が提案された。市からの提案はないか。(二村)
- 先生のコンピュータリテラシーに似た問題として。図書館の使い方を子ども達に教えられる先生が少ないのが問題。図書館側の努力に加え、図書館の使い方を教えられる先生を育てることや、教育を大きく巻き込んだ教えるシステムづくりに取り組む必要がある。(金野)
- → 学校の教員に図書館の視点が欠けるのは、大きく言えば、戦後のわが国の教育の問題。同じ教育委員会の傘の下なのだから、学校教育と図書館の連携に市を挙げて取り組んで欲しい。(二村)
- 財政の視点から話しを聞いている。理想を反映できると良いが現実は厳しい。知恵を出して頂けるとありがたい。図書館の専門性もあるが、地域に合ったものも考えてほしい。(佐藤)
- → お金を出したくなるような計画をつくって行きたい。(二村)
- 職員の採用も考えられるが専門嘱託の拡大もあり、限りがある。(高原)
- その他
- 次回は、委員会の回数を増やしてハードウェアについて話そう。平成18年12月15日(金曜日)同じ場所、同じ時刻に開催する。
以上