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第18回 基本計画策定委員会 議事録

平成19年12月21日(金曜日)10時00分~12時00分
日野宿交流館会議室

  1. ひまわり号分科会検討結果報告
  2. 計画文(案)について検討
  3. 今後の予定
  4. その他

日野市立図書館基本計画策定委員会 第18回議事録

日時

平成19年12月21日(金曜日)10時00分~12時00分

場所

日野宿交流館会議室

出席者

  • 久保田正子、二村健、山口徹雄、山﨑孝、中村美智子、阿部臣彌、濱田陽子、坂井喜代子、高田明彦、岡野仁、平義彦、小澤昭道
  • 事務局(鬼倉、清水、星、飯倉、熊澤)
☆ 前回会議(9月13日)以降、図書館を巡る状況についての報告(小澤)
  • 平成20年度の予算編成が行われている。財政はかなり厳しい状況。要因としては、市税収入減少・「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」による市立病院などとの連結決算・後期高齢者医療費の負担といったことがある。図書館については経常経費3千万円削減が予定されている。
  • 市民参画による行政評価にて、図書館は下から2番目の「D」評価となっている。理由としては、人件費が高いことが挙げられている。また、移動図書館と百草台児童図書館のあり方について、検討が促されている。
  • 12月議会においては、三議員から質問があった。二議員からは、学校図書館との連携について。もう一議員からは、万願寺図書館のあり方について、人件費が高いが委託や指定管理者ということも検討してはどうか、祝日開館のうち月曜日と重なる祝日も開館してはどうか、とのこと。委託・指定管理者などについては、「第3次日野市行財政改革大綱実施計画(平成19年3月)」において、直営にして嘱託職員の活用をこれまで以上に図る、との方針を出している。
  1. ひまわり号分科会検討結果報告
    1. 報告
      • ひまわり号の本来的役割とその存在意義について、次の3点を元に考えた。(1)市民アンケートの結果、(2)ひまわり号サービスポイントでの利用者へのインタビュー、(3)福祉など他部局との連携の可能性。(阿部)
      • 新しいサービスを具体的に提案してみた。高齢者および子育て支援担当部局との連携、入院患者へのサービスなど。(濱田)
      • ひまわり号の費用対効果を数字で表してみた。ひまわり号のサービスは効率的だと結論した。(坂井)
    2. 意見
      • 新しいサービスが具体的に提案されていてよい。また、そのような提案がなければ存続は難しいだろう。(山口)
      • 保健師を同行する、という提案がされているが、日野市では保健師の役割が高まっており、現在の17人でも足りないくらいの状況。提案を実行するには、そのあたりも考える必要がある。(岡野)
      • 保健師を同行してのサービスは、定期的ではなく、単発のイベントでなら、実現可能性があるのではないか。(平)
      • 職員が減っていく中、ひまわり号の稼動日数を増やすのは厳しいかな、と感じている。(小澤)
      • 「移動市民サービスステーション」という考え方で展開していけるとよい。(二村)
    3. 取り扱い
      • この報告を当委員会として承認する。「図書館基本計画」において、ひまわり号については、この報告を元に記述する。また、この報告は、何らかの形で公開したい。図書館ホームページ上で、議事録と一緒に公開するのが望ましい。(二村)
  2. 計画文(案)について検討:計画文(案)12月21日版を使用
    1. 変更点について説明
      • 計画期間を平成19年度からとする、など変更した部分がある。新中央図書館およびひまわり号の部分は、この場で検討して欲しい。(鬼倉)
    2. 討議
      1. 「新たな分館の設置」(p.31)について
        • この委員会では具体的な場所までは検討していない。場所を記載する必要はないのでは。(濱田・坂井)
        • 5年の計画期間内に実現可能なことだけを記載するのがよい(中村・久保田)
          • ⇒「新たな分館の設置」の項目は削除とする(二村)
      2. 「百草台児童図書館」(p.31)について
        • 図書館の分館ではなく、児童館の図書室になる、ということか。その場合、図書館からのバックアップはどうなるのか(阿部)
          • ⇒児童館の図書室になることで、利用可能時間が増える。図書館は、団体貸出などで、児童館をバックアップする。(小澤)
      3. 「まちかどミニ図書館」の名称(p.12)について
        • 「図書館」という名称がつくと、地域の住民はとても期待する。「図書室」など、実態に即した名称にすべき。(坂井)
        • 「資料受取所」はそれだけの場所、「まちかどミニ図書館」は資料をゆっくり利用できる場所、とサービスレベルを幅広く示した。(鬼倉)
        • 現在行っている図書館サービスの全てが提供できない場所だとしても、図書館のネットワークの一つとして機能するのであれば、「図書館」と呼んでもよいのではないか。(二村・高田)
        • 設置します、と断言できるのか。(高田)
          • ⇒名称と文言については検討させて欲しい。(小澤)
      4. 「ひまわり号」(p.32)について
        • 関係部局との打合せが進んでいなければ、行います、と断言できないこともあるのではないか。(岡野)
        • 「移動市民サービスステーション」という言葉を活かしたい。(二村)
        • 保健師が同行して血圧測定などの簡易な検査を行う、とあるが、そこまでやる必要はないのでは。(中村)
        • 新しいサービスとして何を行うかわかりやすいように、記述の仕方に工夫を。(山口)
        • 他項目の記述とのバランスを考えて、図表は削除してはどうか。(坂井)
          • ⇒ 記述に工夫をし、図表は削除する。(二村)
      5. 「新中央図書館」(p.29)について
        • 新中央図書館ができても、現中央図書館は分館の一つとして残したい。ただ、財政状況からみて規模の大きい新中央図書館の建設は無理。中央図書館機能は新中央館と現中央館で分け持つことになると思う。(小澤)
        • 中途半端なものを作るなら、きちんとしたものができるまで待ってはどうか。例えば、2015年の日野市立図書館創設50周年を目途に建設資金を積み立てるなどできないか。(二村)
        • 現中央図書館は老朽化などですでに困った状況。市民としては、すぐにでも新しい図書館の計画を進めて欲しい。(坂井)
        • 当分の間、財政状況が良くなることはないと思う。また、図書館建設に関する補助金もないので、少し待てばもっといいものが作れる、という見通しはない。(高田)
        • 中途半端なものを増やしても、それは分館が一つ増えるだけ。それでよいか考えるべき。(山口)
        • 分館網をバックアップする機能を持った新中央図書館が欲しい、とこれまで論議してきた。規模ではなく機能について話したい。(阿部)
        • 市民参加の「新中央図書館建設検討委員会」を設置する、などの、市民参加を継続することを明記して欲しい。(阿部・久保田)
      6. 「第1章 日野市立図書館の現状」(p.4-6)について
        • 文章が差し替えられて、これまでよりまとまった。細かな文言や抜けてしまった分析の補充など調整すればよい。(山口・二村)
  3. 今後の予定
    • 来年3月末までにまとめたい。2月にパブリックコメントを取る予定。この委員会については、今日で終了とする。パブリックコメントの結果を見て、必要であれば、もう一度参集を願う。(小澤)
    • パブリックコメントは音訳・点訳をして欲しい。(久保田)
      • ⇒する。(小澤)
    • 議事録については、何らかの方法で確認作業を行い、今日の分まで公開する。(二村)
  4. その他
    • 伊藤整展の報告(飯倉)

以上