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第19回 基本計画策定委員会 議事録

平成20年4月28日(月曜日)15時00分~17時00分
市役所101会議室

  1. 教育長挨拶
  2. 12月21日以降の経過説明
    • 地方公共団体の財政健全化に関する法律の制定以後の財政状況や理事者を含めた庁内調整と、必要な文言修正など行った
  3. 12月21日以降の主な変更点など
    • 振番の乱れ、表の文字の隠れは、素案確定後にコンサルが修正
      1. 施設をうるおいのある、居心地の良い場とすることをより強調
        • たとえば p5、p9、p16
      2. 運営に団塊世代、シルバー世代が関わる機会の提供をより強調
        • p34 第4章 3)32)「団塊世代、シルバー世代の活躍の場」を新設
      3. 新中央図書館の手法の明示(p30)
        • 新たに独立した新中央図書館
        • 現中央図書館のリニューアルによる規模拡大
        • 豊田駅南口再開発等による複合施設に図書館機能を設け現中央図書館と一体的運営
  4. 質疑
  5. 今後の予定
    • 6月1日号広報「ひの」でパブリックコメント掲載(締切14日)
    • 本文は図書館ホームページ、各図書館、支所で閲覧

日野市立図書館基本計画策定委員会 第19回議事録

日時

平成20年4月28日(月曜日) 15時00分~17時00分

場所

市役所101会議室

出席者

  • (教育長)加島俊雄、二村健、佐野栄一、小澤昭道、村田哲也、青山美幸、森谷秀信、小林卓、中村美智子、坂井喜代子、濱田陽子、阿部臣彌、山崎孝、山口徹雄
  • 事務局(鬼倉、清水、星、飯倉)
  1. 教育長挨拶
    • 平成18年11月15日に第1回の会議を開催したが、会議と並行して財政状況に変化があった。委員の皆様に検討を重ねていただいた計画を実行可能なものとするために、前回会議以降、市長部局との調整および若干の文言修正に時間をかけることになった。本日の会議で文案が確定できれば、すぐにパプリックコメントを取った上で、日野市の計画として成立させたい。
  2. 前回会議(第18回:平成19年12月21日)以降の経過説明(小澤)
    • 教育長からの話のとおり、地方公共団体の財政健全化に関する法律制定などにより財政状況が厳しくなったが、日野市の計画として実現できるものを策定したいと考え、調整に時間がかかった。本日の会議で文案が確定できれば、6月にパブリックコメントを受け付ける予定である。
  3. 前回会議以降の主な変更点などの説明(鬼倉)
    1. 施設として、うるおいのある居心地の良い場とすることをより強調した。
    2. 運営に団塊世代、シルバー世代が係わる機会の提供をより強調した。
    3. 新中央図書館の手法を明示した。
      • ひまわり号については、平成20年度予算がつき、存続が決定したことを報告する。
  4. 質疑
    • よくまとめてあるが、カタカナ語や曖昧語が目立つことが気になった。また、「務める」「努める」の混在は整理したほうがよい。(山崎)
      • →図書館で確認し、より適当な語句を使用する。(二村)
    • 「計画期間は平成19年度より5年間」(p.2)となっているが、すでに平成20年度に入っている。訂正はされないのか。(山口)
      • →訂正はしない。計画策定から期間を開始する。また、先立って平成19年度にすでに行った事業もある。日野市の策定する計画の期間の設定の仕方に拠っている。
    • 「市民アンケート等の分析から見た利用者像」(p.4)のタイトルは、利用者の要望も含めて記述してあるため不適当ではないか。(山口)
      • →タイトルを「市民アンケート等の分析から見た利用者」と変え、以下に内容を記述する。(二村)
    • 任務の(2)で「...仕事など生活に必要な...」(p.7)との記述があるが、「仕事」と「生活」は分けてはどうか。(山口)
      • →「...仕事、生活などに必要な...」と訂正する。(二村)
    • p.11下から8行目の文章のつながりが変ではないか。(山口)
      • →「...各地域の特性や施設の特徴を活かし、複合の他施設などと連携したサービスを...」と訂正する。(二村)
    • 新中央図書館については、あるべき役割や機能を明示し得たと思っている。それをどのように実現していくか、その手法の選択は行政に委ねるしかないが、施設は、この委員会で我々が期待したサービスを実現できるものであって欲しい。記載してある機能を備えたものとなるよう、お願いしたい。(阿部)
    • 市の財政の中で、図書館の優先順位はどれくらいの位置にあるのか。(阿部)
      • →事業は並行して行っている。この計画も決定されれば、実現に向けて動く。(加島)
    • 「憩いのある」という言葉使いに違和感がある。(小林卓)
      • →図書館で検討をする。(二村)
    • 「図書館運営への市民の参加」「団塊世代、シルバー世代の活躍の場」(p.34)についてだが、市の担うべき仕事は市がやって欲しい。決して、労働力を安くあげようという考えで取り組まないでもらいたい。また、サービス対象とサービスの担い手が混同されていないか。(小林卓)
      • →サービス対象としては「高齢者へのサービス」(p.16)で記述し、担い手としてはこの運営に関する部分で記載している。(鬼倉)
      • →例えば「ジュニア・スタッフ」は、労働力として期待しているのではなく、将来の図書館利用・職業選択への期待などを目的に行っていると聞いた。同じような考えではないか。(二村)
    • 先日、新聞で厚生労働省が市区町村別の平均寿命を発表した記事を読んだ。日野市も長寿ランキングの上位に入っているようなので、計画文にそのことを盛り込んでもよいのではないか。(小林卓)
      • →事務局で文案に工夫を。(二村)
    • 新中央図書館の機能として、「学習スペースなどを設け」(p.29)とある。日野市立図書館が図書館を席貸し施設から脱却させた歴史を、図書館員はきちんと学んでいるのか。全て理解した上で、議論をし、あえて記載するならば自分の口出しできるものではないが、なんとなく記述した、ということでは納得できない。「閲覧スペース」で十分ではないか。(小林卓)
      • →図書館の場としての機能を大事に考える自分は、歓迎している。(二村)
      • →「閲覧」は、図書館資料を使うことが前提になる。それ以外にも、図書館が閉まっている時でも使える場所を想定している。名称は多摩平図書館や平山図書館のように「ブラウジングコーナー」と名付ける例もある。日野市立図書館の歴史を踏まえたからこそ記述した。図書館として、付帯的な機能と考えている。(鬼倉)
      • →図書館利用から遠ざかっている若い世代を呼び込むために、あえて学習スペースを作ることを希望した。(濱田)
      • →「学習などのスペース」としてはどうか。(阿部)
      • →「など」を入れると幅が広くなり過ぎて、何をしてもいい場所と思われる。(飯倉)
      • →では記述はこのままとする。(二村)
    • 市民の要望や高齢者の状況も取り入れた、よい計画ができたと思う。また、この間にも、図書館の変化を感じている。(中村)
    • 自分たちの提案が盛り込まれていることに感謝している。新中央図書館については、財政のこともあるだろうが、なるべく早い実現を望む。その際には、また市民委員の参画が行われればよいと思う。(坂井)
    • 「市内の商工会・商店会・自治会・企業・事業所との連携」(p.26)の中に老人会は入らないか。(山崎)
      • →全ては記載しきれない。高齢者向けにはデイサービスにリサイクル本を届けるなど行っている。(鬼倉)
    • 議事録の公開はどうなっているか。(阿部)
      • →第17回まで、ホームページで公開している。(飯倉)
      • →残りの回について、委員への確認を取り、公開の作業を行う。(二村)
    • 以前、議事録の公開について、ここまでやる委員会はない、と言われた。しかし、このように公開していくことが市民参加だと思うので、ぜひこのやり方を広げて欲しい。(小林卓)
      • →なるべく公開していく、という姿勢を取っている。他の委員会にも広げていきたい。(村田)
    • 財政課で教育部門の担当になった。計画の実現に向けて、調整していきたい。(森谷)
    • 健康課では、3・4ヶ月検診の際に、本を通じて親子のふれあいをもてるよう、図書館と連携して事業を行っている。今後も協力していきたい。(青山)
    • 計画ができて終わりではなく、ここからスタートだと思っている。これからも力添えをお願いしたい。(清水)
    • 長い期間、検討を重ねていただいて感謝している。(星)
    • 検討の過程で、「夢を語る」から「実現可能なものを考える」と、足場(スタンス)が揺らいだ。また、行政側委員の異動などによる交代が頻繁だったことでも大変だった。スタート時の「再び日本一に」という言葉の印象が強く、いろいろ考えたが、画期的なアイデアは出なかった。自分には、日野モデルのままでいいのか、という思いがある。大きい図書館をつくれば、利用は間違いなく増える。できるだけ規模の大きな図書館を建設できるよう財政上の優先順位を上げることを望む。(二村)
  5. 今後の予定
    • 今日の会議内容を受けて、文言の修正を行う。
    • パプリックコメント募集は6月1日付の「広報ひの」に記事を掲載する。14日まで受け付け、図書館で対応する。
    • パブリックコメント募集のための本文公開は、各図書館および支所などで行う。インターネット上でも公開する。点訳・音訳版も、必要な方のために準備する。

以上