第15回 基本計画策定委員会 議事録
平成19年8月16(金曜日)14時00分~17時00分
日野市役所101会議室
- 会議録の確認
- 計画文(案)について検討
- その他
日野市立図書館基本計画策定委員会 第15回議事録
日時
平成19年8月16日(金曜日)14:00~17:00
場所
日野市役所101会議室
出席者
- 久保田正子、濱田陽子、坂井喜代子、阿部臣彌、山﨑孝、小林美和、小林卓、中村美智子、二村健、鈴木基、平義彦、小澤昭道
- 事務局(鬼倉、清水、星、飯倉)
- コンサルタント 山口(記録)
- 議事録の確認について
- 次回に行う。
- 計画文(案)について検討
- 修正版の説明
- 頂いた意見を用意すると共に、事務局として修正した本文を用意した。修正の方針は次の通り。なお全体に関わる事項について、先に議論されたい。(鬼倉)
- 計画の時制→庁内調整
- 項番の振り方→見直す
- 目次案と現案との関係→目次案は暫定的な枠組みと考える
- アンケートの位置→工夫・修正する
- 図書館の現場から見た課題の位置づけ→課題としてあげたもの
- 計画期間中の重点的な取り組みについて→見直す
- 目次は委員会の合意があって変わっていくもの。自由に変えて良いものではない。(二村)
- 計画の時制について。計画案の表紙には、策定時期を平成19年3月と表示しているが、これは市が当初予定していた計画期間の始期を示しているのではないか。だとすると、まだ計画案がまとまっていない現時点でも、対応が必要なことについては予算措置もするのか。(阿部)
- 計画期間(年度)は庁内で調整したい。計画策定時期(表紙)の扱いは未定。(鬼倉)
- 事務局案を了承。(二村)
- 頂いた意見を用意すると共に、事務局として修正した本文を用意した。修正の方針は次の通り。なお全体に関わる事項について、先に議論されたい。(鬼倉)
- 第1章の訂正について
- 法律名の表記
- 法律の表記は、「昭和_年 法律第_号」とするのが普通。文字・活字文化振興法も同様。(二村)
- 古い法律に見えるので、法律最終更新日まで入れた方が良いのでは。(小林(卓))
- 事務局で一度つくってみて欲しい。(二村)
- 計画の体系図
- P3の図は、ミニ図書館等の記述を含めて、最終的に修正すること。(二村)
- 市民アンケートの結果
- P4の市民アンケート(利用者イメージ)の部分は、いただいた意見の分を修正した。もう少しわかりやすいように手を入れる。(鬼倉)
- 誰でもイメージできる内容。果たして読むだろうか。あるいは数値が出せないか。冗長ではないか。(二村)
- 事務局内でも賛否両論有り。わかりにくいところは工夫したい。(鬼倉)
- 市民アンケートを受け、図書館が利用者像を捉えたものとすれば、冒頭にあることも理解できる。案全体に対して基本的には異論はなく用語について修正意見を出した。(阿部)
- 切り口がわかりにくい。重なっているように見える。(坂井)
- 図や数値での表現を。(二村)
- ほとんど利用しない層の記述など、大事。分かり易くして欲しい。(阿部)
- ビジュアル化を。(久保田)
- 委員の意見を受けて、見やすく、冗長性を排除して、残す方向で。(二村)
- 時代変化の記述(p6)について
- 「3 時代変化・・・事柄を整理します」の記述を「事柄を収集・選択・整理します」へ。(坂井)
- 3つの項目順について。コンピューターよりコミュニケーションが先だろう。(2)-3学校や社会で教わらない・・・を 学校で教わることに加えて・・・に。(小林(卓))
- 「地域社会を豊かにしていくために」は前の方がいい。(二村)
- タイトルなどに押しつけがましさを感じる。1から4までの前後からみた位置づけがわからない。時代状況認識は大きいこと。大状況論は前にもっていったらどうか。(阿部)
- 「変化の時代と図書館」などと改題してはどうか。図書館を主体とした表現にするために。(小林(卓))
- 1、3、2に並べ替え、適切なタイトルにする。(二村)
- 高齢化、国際化、情報化では。(小林(卓))
- 図書館側からの要望(こうしてほしい)を出してもいいが、押しつけがましくない表現で。(二村)
- 「自己判断・自己選択・自己決定・自己責任が求められる時代・・・」の文言の加筆を提案したが外されたのはなぜか。(二村)
- 委員会のこれまでの議論でも、その文言は賛否があった。(鬼倉)
- それは民主主義の基本。人々が自由な判断ができるために必要な情報が入手できるのが基本。(二村)
- 図書館の任務として情報提供は当然だが、その文言のつきはなした感じに抵抗がある。(飯倉)
- 法律名の表記
- 第2章(P6)の訂正について
- P7小林委員から、理念を前に、二村委員から「任務」を「ミッション」へとの提案があったが未対応。小林委員の「情報福祉」の考えを入れたらとの提案は、「情報格差の解消に努める」として受けた。(鬼倉)
- 情報リテラシーとは
- 「情報リテラシー」という言葉だけではわからない。(久保田)
- 言い換えるなら「情報活用能力」か。(小林)
- 脚注で対応を。(二村)
- 章の入れ替えについて
- 1章・2章を入れ替えることが提案されたが、このままがいい。(阿部)
- 章の逆転については、撤回する。(小林)
- 「任務」と「ミッション」について
- 「ミッション」の表記はどうか。(二村)
- リテラシーに同じだろう。(小林(卓))
- 委員長案にカタカナが多いとの印象を受けた。(山﨑)
- わかりにくい。(中村)
- 図書館の強い意思表明を他の部分で示してくれれば(条件付だが)「任務」で良い。(二村)
- 情報格差について
- 情報格差の意味(内容)が問われる。理念と施策の整合があれば良いが。(阿部)
- 図書館の存在自体が情報格差解消のためにあると言える。(鬼倉)
- 地域格差、世代間格差(デジタルデバイド)、アウトリーチ(外国人・障害者・病院・・・)だが、次に触れられている。(小林(卓))
- 第3章の訂正について
- 第3章 本文確定後に直す。(鬼倉)
- 第4章の訂正について
- ミニ図書館について
- ミニ図書館について一定程度位置づけた。まちかどミニ図書館、学校図書館の地域開放検討を追加した。(鬼倉)
- 「まちかどミニ図書館」というと、それなりに本が置いてあるイメージ。市民が期待してしまう。「図書館ミニ窓口を設置」に変えては。(坂井)
- 交流センターその他の公共的施設や場を利用したミニ図書館を設置しますという案に対し、「歩いていける身近なまちかどミニ図書館」を提案した。さらに図書館で加筆したものとなっている。あり方・中身にあっていれば名称はどちらでも良いと思う。(平)
- 平山図書館建て替えまで暫定的に置いている、平山図書館臨時窓口のイメージが近い。(小澤)
- 平山図書館臨時窓口は便利に利用しているが、そのようなものが市内各所にできるのか。(阿部)
- 誤解を与えない方がいい。(坂井)
- ミニ図書館に誰を置くか。プライバシーをどう守るかまで話してきた。(久保田)
- 人が配置できればミニ図書館を名乗っても良いだろう。(二村)
- 日野市立図書館運営規則第2章1項に配本所の設置及び運営とある。図書館法に配本所が規定されている。これを市として具体化する意志があるかどうかが問われる。事務局として配本所の取り組みはどうか?(阿部)
- あらゆる場を想定したものだろう。日野図書館改築の期間は、隣接する公民館で返却できるようにした。(小澤)
- ミニ図書館の議論は深まっていない。規則制定当時、配本所は社会教育施設を想定したものだった。デポジットライブラリの訳だろう。(小林)
- 一般の人が受ける「図書館」のイメージは本+建物。しかしながら、重要なのは人。言葉は考えるべき。タイでは象が本を運ぶ「象の図書館」がある。建物が無くても図書館は成立する。(久保田)
- 「まちかどミニ図書館」のイメージについての説明が必要。(小澤)
- 曖昧な誤解を生む言葉は避ける(使わない)べき。(坂井)
- 各委員、図書館事務局とも再考いただきたい。(二村)
- 学校図書館について
- 提案内容は、歩いていける誘致圏域500mの「居場所機能不足の改善」だが、本文では「施設の改善の必要性」となっている。ニュアンスのずれはある気がする。(平)
- 課題解決を援助するサービスについて(P12)
- 利用者を惹きつける講習名を入れてほしい。また、「自分で調べる力、判断できる力」、に「生きる力」の加筆を。(二村)
- 取り組みかたまで明示するのはいかがか。(鬼倉)
- 生きる力をつけることに図書館が取り組むかどうかが大きな分かれ目。諸外国にTeaching LibraryやCoaching Libraryがあるように、図書館が教育機能を持つのは世の動きだろう。(二村)
- 図書館が大げさに考えなくてもいい。「自殺したくなったら図書館に行こう」という米国のポスターや、能登川図書館(滋賀県東近江市)の活動もある、引きこもりの人にも図書館利用者はいる。いろいろな人が利用しやすければ良い。(小林(卓))
- 矢祭もったいない図書館(福島県矢祭町)を見た。「生きようよ、生きる力をつけようよ」をテーマとするイベントがあった。専門の司書がいるわけではないが、社会情勢に合わせてテーマをつくったという。とてもよかった。(久保田)
- 反対。図書館そのものが生きる力を感じるところ。生きる力を身につけることに図書館が積極的に取り組むことについてことさらとりあげることはない。(坂井)
- 悩みから脱出するキッカケとなれば良い。(久保田)
- この文は図書館員が中学・高校に出向いて何を提供するか、という部分。ここに「生きる力」を入れると教育色が強すぎる。市民全体を対象とするところに置くと良いのでは。(飯倉)
- 「生きる力」というのは、生存権とか生活権という人間の根源的なレベルの問題であり、生きる力を援助する・育てるという教育論を超えた大きなとらえ方で扱うべき。(阿部)
- この項のどこかで扱って欲しい。さらに、例示でよいので、利用者を惹きつける講習名の記述を。(二村)
- 成人へのサービスについて(p15)
- 市が何をしてくれるかが見えにくい。(二村)
- 「勤務地・・・」職場近くの図書館の紹介だけなら、削除しては。(阿部)
- 「勤務地・・・」の記述は書き換え若しくは削除してはどうか。(二村)
- ミニ図書館について
- 修正版の説明
- 議事録の確認について
- P16 高齢者へのサービス以降は次回扱いとする。
- 次回は8月27日(月曜日)13時00分~17時00分
以上