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第13回 基本計画策定委員会 議事録

平成19年5月14日(月曜日)14時00分~17時00分
日野市役所504会議室

  1. 会議録の確認
  2. 基本計画原案について検討
  3. その他

日野市立図書館基本計画策定委員会 第13回議事録

日時

平成19年5月14日(月曜日)14時00分~17時00分

場所

日野市役所5階504会議室

出席者

  • 小林美和、阿部臣彌、山﨑孝、小林卓、山口徹雄、佐藤由加里、高橋誠、平義彦、中村美智子、久保田正子、坂井喜代子、濱田陽子、小澤昭道、二村健(委員長)、高田明彦(副委員長)、岡野
  • 事務局(鬼倉、清水、星、飯倉)
  • コンサルタント 山口(記録)
  1. 議事録の確認と公開について
    • 第11回議事録の訂正箇所を確認し成案に決定。
    • 第12回議事録の訂正は事務局まで。
  2. 基本計画原案について検討
    1. 基本計画のあり方について
      1. 表現について
        • 表現が難しい。箇条書きでまとめるのが良い。施策の優先度が見えないので、優先度とデータによる裏付け(根拠)が欲しい。浦安市や伊達市の例があるが、なぜそうなったのかを考えなければ。他の行政計画と組立が違うので検討した方が良いのでは。これまでの検討の中で出たことでも、実現不可能なことが入っていると進行管理ができないので再考して欲しい。(高田)
        • 同感。図書館の実践を伴ったことばがない。委員長案のように見える。実践するのが難しいのでは。(中村)
        • 視覚障害者のために点訳するが、やることは何かを端的にまとめて、指先で読み取りやすいようにしてほしい。(久保田)
        • 結論だけでも拾い読みできるように。(山口)
        • コンパクトにして欲しい。(中村)
        • 日野市が実行する、という表現に。職員のモチベーションを高める内容に。(平)
        • です・ます調だが、である調の方がわかりやすい。(中村)
      2. これまでの議論と原案の内容について
        • 基本計画について議論していないことが多い。確認を。(坂井)
      3. パブリック・コメント時の音訳・点訳について
        • 障害者サービスについて。音訳と点訳を常にセットで扱うように。(久保田)
        • パブリック・コメントの時には音訳・点訳するのか。図書館としてやるべき。(久保田)
          • → 図書館内部で行いたい。(鬼倉)
      4. 計画の策定主体について
        • 日野市の責任で書くことになる。表現の工夫を。計画の位置づけでは、2010年プランに組み込むことの明記を。(高田)
        • この委員会でまとめたものが、そのまま市の計画となるということか。だとすると、市の施策としての実現可能性が求められることになるがどうか。(阿部)
          • → これまでの委員会の議論は、市民の要望をまとめるようにしてきた。当初市からの制約事項がないことを確認した経緯もある。(二村)
        • 最初のスタートの時の市の説明とこの委員会の位置づけが曖昧だったのではないか。今になって制約があるように言われるのは心外である。当初から予算などの制約があることが条件ならば、違った考え方・提案をしただろう。行政委員が替わるたびに委員会の位置づけが変わるようにも見える。市と委員長とで調整を。(坂井)
        • 入口のところでいっさい無条件で始める話しがあったことは承知しているが、市民参画で計画を策定する場合でも、責任ある態度は求められるだろう。この計画では図書館を普段利用しない市民にどうアピールするかも問われる。地方債の大量償還期が来る中で、やるべきことを見極めていくことが大事。やりたいことの全てをやっていくのは無理。すべてはトレードオフの関係にある。(高田)
        • 第5回に用意された目次案に沿って議論を進めてきた。これまで語ってきた内容を5年間の優先順位をつけてまとめたい。無理なことも記録としては残したい。(久保田)
        • 行政としては計画を策定する以上、絵に描いた餅にはしないという意志である。(高田)
        • 住民のニーズがどこにあるかが最大の眼目になるのでは。行政に対する住民の夢まで消さないでいただきたい。(阿部)
        • とりまとめの段階に来て意見が割れるのはどうか。理想3割、できること7割ではどうか。(中村)
        • 今回の案と前回のコンサルタントの骨子案がある。策定委員会として集まっているので、これまでの議論を基本計画として出し、その他に優先順位をいれたものを5カ年計画として別に出すことはできないか。(小林卓)
        • 委員長と事務局のすりあわせが足りないのではないか。(平)
        • 計画に書いておかないと補助事業の獲得は難しいことがある。そのあたりのチェックが必要だろう。(平)
        • 自由な意見は良いが、予算の裏付けがないことから実際にやるのは難しいところが多々ある。(佐藤)
        • 市民の意見・思いが強かった経緯がある。(二村)
        • できる・できないに関しては事務局側から発言もしてきた。今回の文章では重点施策を含めてかなりの見直しが必要と考える。できることとできないことを分けてみてはどうか。(鬼倉)
        • 計画の発行者は市だろう。実現性については個々に検討すれば良い。(山口)
        • 計画としてまとめられるかが心配。物理的にできないことを盛りこむのはどうか。作るだけで動かないプランは必要ない。(高田)
        • 委員会で話してきたことを計画に入れ込んでいくのは可能なはず。文章作成の腕次第だろう。市民意見はそれぞれ異なるが、行政側は一貫性をもって対応してほしい。(久保田)
        • 現実的な提案をしてきた。この案では私の意見と違うところもある。(中村)
        • 今回の計画策定は市民参加型で進めてきた。最後は行政の裁量に委ねることになるだろうが、市民としての意見は主張していきたい。(阿部)
        • ここでの意見がそのまま計画になると考えていた。(山﨑)
          • → すでにできないことがハッキリしていることを盛りこむのはどうか、ということを言っている。例えば七生支所移転を受けた新高幡図書館建設は無理。(高田)
        • 問題点の整理を。(小林卓)
        • できることだけを並べても仕方がない。これまでの議論をただ参考にするのではなく、基本計画の中に盛りこんでいきたい。(二村)
        • 基本計画のあり方は、今日の課題とし、以下個別の議論に移る。ひまわり号は存続することになっている。貸出業務も続けていくことになるだろう。サービスパラダイムの転換は大事。図書館を本の貸出だけとするならパラダイムの転換はありえない。新しいやり方はこれから考えれば良い。図書館は人材を育てる宝庫でありながら評価されにくいところなのでこれを変えたい。(二村)
    2. 基本計画の内容について
      1. ミッションなどに関する事務局説明に対して
        • 歴史を踏まえており、よくまとまっている。支持したい。優先順位も良い。豊田の現中央館のリニューアルについて記述を。(阿部)
      2. ひまわり号と図書館バス
        • ひまわり号が利用者に本を届けることはこれからもできる。図書館バスについては、日野の公共交通網の整備の問題が先だろう。(高田)
        • 図書館バスについて、効果はどうか。(小林卓)
        • 行政の考えの確認が必要。(山口)
        • バス事業者への投げかけ・PRとしてはできるだろう。(岡野)
        • 財政負担がないなら良いが、ボランティアを含めて利用者負担で有償運送のスキームを組むのは、技術的には可能ながら道路運送法にもかかるため難しい。(高田)
        • ひまわり号廃止の代替案として図書館バスがある。ひまわり号が残るなら図書館バスは必要かどうか。(阿部)
        • 図書館界として新しくやっていくことに取り組みたい。(二村)
        • 図書館に行きやすいよう、足を用意するという考え方は良い。(山口)
        • 新中央館をどこに置くにしてもアクセスをどうするのかと一緒に考える必要がある。(阿部)
        • 家にこもらずに出てきてもらうのが大事。出るのが困難な方には、有償配送+団塊世代の協力などのスキームはありえる。(高田)
        • サービス拡大に際してアクセシビリティの確保について記したい。(二村)
      3. 開館日時について
        • 議会で通年開館の方向で検討するよう指示があるがどうか。(鬼倉)
        • アンケートではニーズはあるがサービス体制は大丈夫か。サービスの質が低下しないかが心配。利用者の見込める地域に限定してはどうか。(阿部)
        • 都心で勤める人から見れば、21:00位まで空いていないと利用しにくい。長時間開館より駅前での支援が必要では。(濱田)
        • 行政としては通年開館の流れはとめられないだろう。(高田)
        • 図書館毎に特色があるだろう。全館でやる必要はない。地域と図書館の特性を考え合わせてやるべき。(阿部)
      4. ヤングアダルトサービスについて
        • ヤングアダルト(YA)という横文字表記はどうか。(鬼倉)
        • アダルトの語感が良くない。青少年に対するサービス、で良いのでは。(高田)
        • 米国でもキッズサービスやティーンズサービスと呼ぶところもある。(二村)
        • 日本では20歳で大人になりきらない。年齢にこだわらない表現がよい。(濱田)
        • YAに代わることばを考える。(二村)
        • 社会に出る前という表現はよい。ニートというより職業準備などサービスの内容で書くのが良い。(阿部)
      5. その他
        • P4の(1)(丸1)は削除、(2)(丸2)だけで良い。(中村)
        • 乳幼児と学童を対象とした子ども連れの託児機能は、成人サービスへ。(高田)
        • 蔵書構成方針を出すことを記述するという確認を。(小林卓)
        • 利用者のモラルの低下の記述は不要。図書館の自由の説明を。これからの図書館像の出典の明記を。(二村)
          • → モラルの低下に関して、市民が気持ちよく利用できるような体制を整えることは残したい。(山口)
    3. 次回に向けて
      • 次回に向けて、箇条書きに整理する、やることを分かりやすく記す、ということに留意して再構成する。(二村)
      • 次回開催日程は改めて連絡する。

以上