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トイレットペーパーおりがみ トイレではじまる新しいコミュニケーション

更新日:2020年5月3日

『トイレットペーパーおりがみ トイレではじまる新しいコミュニケーション』

東大折紙サークル「Orist」/著

講談社

2011.2

掃除が終わったトイレに入ると、トイレットペーパーの端が三角に折られている。ホテルや飲食店など、外でよく見かけるかと思います。皆さん自身、学校や家のトイレ掃除をした際に折った経験があるかと思いますが、三角以外に折った経験はないのではありませんか?

ネクタイ、兜、蝶、はては四つ葉のクローバーやロケットに富士山、カタツムリ......。一体誰が挑戦し始めたのか。すべて、トイレットペーパーの端でできる折紙です。『トイレットペーパーおりがみ』には、全部で38種類の折り方が載っています。富士山なら「日本一」、靴下なら「片方だけ」など、折り方それぞれにユーモラスな「紙言葉」が付けられていて、眺めるだけでも楽しい一冊です。

この本を知るまでは、トイレットペーパーの端を三角以外に折ろうと考えたことはありませんでした。せいぜい120°の角度で折ろうと思った程度です。検索してみると、やはりニッチな分野(?)なのか東大折紙サークル「Orist」さんくらいしかトイレットペーパー折紙を出していないようです。ただ、インターネットには折り方を紹介しているページが複数ありました。トイレットペーパーの端で折紙をしている方は案外多いのかもしれません。皆さんもご自宅で挑戦してみてはいかがでしょうか?ただ、後の人がつっかえないように、そして紙を汚さないようにお気を付けください。(Y)

※『おりがみでコミュニケーション』(東大折紙サークル「Orist」/著 講談社 2011.10)には、トイレットペーパー折紙の新作が載っているようです。