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vol. 07「ふるさと -garden-」

書影

『がちんこ農業生活』

そがしんいち/著 ブルース・インターアクションズ

これは30代のある農家の方が書いたブログをまとめた本ですが、とにかくおもしろい! しょっぱなから抱腹絶倒すること間違いなし! ゆるゆるした文章で読みやすく、農業に興味を持っている人も持っていない人にもおすすめです。 笑える話ばかりなのに、なんだかんだで農業について学べちゃいます。読み終わったあとは農業に対する見方がきっと変わっていることでしょう。


もぐら

『さくらえび』

さくらももこ/著 新潮社

取材・文章・漫画全てを、さくらさん一人で手掛けた奇跡のおもしろ雑誌「富士山」から、「植田さんの深まるくだらない願望」、「必見!!おならレポート」の2本に、「父ヒロシインタビュー」や「みんなで怒られた話」など、みんなエネルギー全開!! 「ちびまる子ちゃん」でお馴染みのさくらももこさんのゆる~い日常が詰まった「さくらえび」は、爆笑で笑い死に注意の一冊です!


千代

『都会のトム&ソーヤ』

はやみねかおる/著 講談社

主人公、内藤内人は町中で同じクラスにいる頭脳明快、容姿端麗(ただし運動音痴) の創也を見かける。 どこに行くのか気になり追いかけてみるが、いつのまにか視界から外れてしまう。 次の日、学校に行き本人に聞いてみたところ、何に使うのか分からない鍵を渡される。それが全ての始まりだった。


夜織

『おおかみこどもの雨と雪』

細田守/著 角川書店

「みんながおおかみを嫌っても、おかあさんだけは、おおかみの味方だから」 おおかみおとこの彼との間に生まれた、おおかみこどもの雪と雨。 突然の彼の死により、花は1人で2人を育てることになる。しかし、おおかみこどもの育児は花が想像していたよりも難しく、周りの目も気になってしまう。 そんな3人が引越したのは、人目につかない、イノシシやクマが身近にいる田舎だった。花の大きな愛情により、成長していく雪と雨。 そしてついに人間とおおかみ、どちらで生きていくか決断するときが訪れる。


雪だるま

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

岡田磨理/著 メディアファクトリー MF文庫

2011年に放送した人気アニメを脚本家自らノベル化したものです。 舞台は夏の終わり頃の埼玉県の秩父。 若干引きこもり主人公・仁太は、幽霊の少女・めんまにある日、願い事を叶えてほしいと頼まれる。 でもそれは一人ではなく、昔の旧友たちとじゃなきゃ叶えられないと言う―。 これをきっかけに、彼らの止まった時間が動きだす―。


おむ

『ナツイロ』

関口 尚/著 集英社

東京の大学に通う譲は、みかんアルバイターとして愛媛にやってきた。事なかれ主義で揉める事が苦手な彼は、「イエスマン」というあだ名までつけられている。 そんな彼がみかん畑で出会ったのは、1歳年下で髪がオレンジ色のリン。 シンガーソングライターの彼女は、歌声以外はすべてが最低。考えることはいつも自分本位で呆れることばかり。頭の中では彼女に対する怒りでいっぱいだが、文句も言えず、一緒に曲作りをすることになる。ともに過ごす中で良い部分も見つけていくが、やっぱり彼女は最低だった。


雪だるま

『食堂かたつむり』

小川 糸/著 ポプラ社

インド人の恋人に逃げられたショックで声が出なくなってしまった倫子は十年ぶりに実家へ帰り、実家の物置小屋で小さな食堂を開く。 その食堂「食堂かたつむり」は、一日一組だけのちょっと変わった食堂。 倫子のつくる料理を食べた人に次々と奇跡が起こり「恋や願いの叶う食堂」と噂されるようになる。 しかし、ある日倫子が小さいときから嫌っていた母がガンで余命半年と聞かされ、倫子は母の本当の思いを知る。 温かく、不思議で、それでいて切なく涙してしまう。「ふるさとに帰ろう」そんな気になれる一冊です。


千代

『オーダーメイド殺人クラブ』

辻村 深月/著 集英社

小林アン、14歳。一応、「リア充」? 長野県上田市を舞台に、中学生の女の子の毎日を描いたお話。 といっても、単純明快な青春ストーリーなんかじゃなく、思春期に誰もが感じる痛みや、やるせなさが詰まっていて、心に鋭く響く場面がたくさんありました。 うまく言葉にできないけれど本当の自分を誰かに分かってほしい気持ち、だけどそんなに簡単に自分の心を理解されたくないもどかしさ、だからこそ心の寄り処となる「代弁者」を欲する気持ちなど、周囲の様々な事に感化されながら成長してゆく中学生の瑞々しい心情が溢れ出そうな1冊です。 私も長野県の出身なのだけれど、小説に描かれている情景が私の中学時代の風景にそっくりなの!!アンちゃんと同じように汗だくになりながら自転車で登校したり、アズキ色のジャージを着たりしてました。そんな自分自身の故郷や中学時代を思い出させる部分もあって、ちょっと特別な思い入れのある作品です。


かーこ

『家守綺譚』

梨木 香歩/著 新潮社

亡き親友から預かった家の庭は、なんとも不思議な庭だった。 様々な植物たちが繁茂する庭で、子鬼に桜鬼、化狸に竜に河童たちと次々と不思議な生き物たちが現れ、 果ては亡くなったはずの親友まで掛軸の絵から飛び出して来る、飽きることのない毎日。 それは、学者・綿貫が綴る、植物や不思議な生き物たちとの交歓の記録。 もう何度も読み返している作品なのですが、読み終える度に、私の家の庭でも不思議な事が起こったりしないかなぁと、庭を散策したくなります。 あなたの家の庭でも、もしかしたら不思議な何かが起こっているかもしれません。 他の梨木香歩さんの作品『村田エフェンディ滞土録』(角川書店)ともリンクしている部分があるので、興味のある方はチェックしてみて下さい。


かーこ

『時計坂の家』

高楼方子/著 リブリオ出版

いとこのマリカに誘われ、夏休みを祖父の家で過ごすことになったフー子。 その家の階段の踊り場の先には、窓のようになったガラスを通して外が見えるのに、どこにも通じていない扉があった。 扉にかかった懐中時計に気づいたフー子が見つめていると、その時計は花に姿を変え、何もなかったはずの扉の向こうには庭園が...。 秘密の庭、スカーフに描かれた地図、時計塔、ロシア人の時計師...こんな単語にピンときた方は是非ご一読を!


Koh

『ミリー・モリー・マンデーのおはなし』

ジョイス・L・ブリスリー/作 菊池恭子/絵 上條由美子/訳 福音館書店

いつも元気な小さな女の子ミリー・モリー・マンデーの、楽しくてあたたかい毎日を描いたお話を集めた短編集。 舞台は20世紀前半の、イギリスの田舎町。幼い子どもなら誰もが経験するハプニングや、思わず共感してしまうエピソード―納屋の2階に閉じ込められてしまい、窓からお母さんに助けを求めるのだけど、遊んでいると思われて分ってもらえない など―が満載です。ミリー・モリー・マンデーがパッチワークのポットカバーを作るお話があって、小さい頃に読んでから「私もいつか作ってみたい」とずっと憧れているのですが未だに作れていません。挑戦してみようかなぁ。ミリー・モリー・マンデーの本名はソラで言えるんだけどね(すっごく長いよ!気になる方は本編で)。


かーこ

『こうちゃん』

須賀敦子/文 酒井駒子/絵 河出書房新社

この本は紹介しづらい本だ。どんな話?と聞かれても、上手く答えられない。 こうちゃんという不思議な男の子と、「わたし」のお話だよ、と簡単に言ってしまうことはできるけれど、それでは魅力がわからないよね。 また、どうして「ふるさと」というテーマで?という方もいるかもしれない。 語り手である「わたし」の描写する光景はどこか懐かしいけれど、別に「ふるさと」と書いてあるわけじゃないし。 ただ、作中にこんな一節がある。 「秋になったので、こうちゃんは行きたがっています。かえりたがっています。どこへ? さあ それは、こうちゃん自身 知らないでしょう。」 この、行きたい かえりたい場所 というのが、「ふるさと」なんじゃないかっていう気がするんだ。


Koh

こちらもオススメ

『夏の庭』

湯本香樹実/著 新潮社ほか

ポムポール

『からくりからくさ』

梨木香歩/著 新潮文庫

雪だるま

『アライバル』

ショーン・タン/著 河出書房新社

Koh

『忘れられた花園 上・下』

ケイト・モートン/著 青木純子/訳 東京創元社

Koh

スタッフより

こんにちは、ヤングスタッフです。

今回のテーマは、「ふるさと -garden-」です。 故郷や田舎を思い出す本、おじいちゃん・おばあちゃんに会いたくなる本、様々な植物に溢れた庭を連想する作品などを集めてみました。

みなさんにとって、心の故郷を見つめ直してみたり、いつか暮らしてみたい理想の庭を思い描く事ができる作品と出会えることができれば幸いです。

それでは、次回もお楽しみに!

From:かーこ

発行:日野市立図書館 2012年11月

装画:杉浦ケイ

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