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vol. 04「ヤングスタッフおすすめの1冊」

更新日:2013年3月1日

青春BOOKWORMの書影

「東京バンドワゴン」 シリーズ

小路幸也/著 集英社

  1. 『東京バンドワゴン』
  2. 『シー・ラブズ・ユー』
  3. 『スタンド・バイ・ミー』
  4. 『マイ・ブルー・ヘブン』
  5. 『オール・マイ・ラビング』
  6. 『オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ』

古本屋を営む大家族のお話。 ただでさえキャラの濃~い大家族が毎日ドタバタ過ごしてるのに、そこにさらに小さな事件をたくさん持ってくるから、もうハチャメチャ! 笑いあり感動ありミステリーもちょいありな、読んだあとに心がほっこりする作品* 本好きの人には是非読んでもらいたいシリーズ!!


きょんしー

『図書館の水脈』

竹内真/著 メディアファクトリー

主人公の1人は図書館で暮らしたことのある売れない作家。 図書館で暮らすとか本好きにはたまらない体験ではないですか! もう一方の主人公は本好きカップル。 本の力がこの2組を引き寄せ、そして1つの物語が出来る。 村上春樹の「海辺のカフカ」と関連しているお話です しかし私は「海辺のカフカ」を読んでなくてもこの物語を楽しめました。 またまた本好きには是非読んで欲しい1冊!


きょんしー

『メビウス・レター』

北森鴻/著 講談社

全ては一つの事件から始まった... 数年後、その事件の真相が書かれている手紙が作家・阿坂龍一郎に届き始めた。 それから阿坂の周りで色々なことが起こり始める... とにかくラストが凄い!! 衝撃の事実が幾つも重なり、衝撃の結末を生む!!!


きょんしー

『High and dry(はつ恋)』

よしもとばなな/著 文藝春秋

中学生の初恋のお話。 しかし私はこの本で人生を学びました。 生きていくことがとても楽しみになりました。 私の人生を変えた本です。 読んでみてください!


きょんしー

『裏庭』

梨木香歩/著 理論社

バーンズ屋敷の裏庭、それが、始まりだった。 かつて弟を亡くしてしまってから、すっかり疎遠になってしまっていたその庭に、あるきっかけから再び入り込む事になった、照美。ところが、照美の体から抜け出した魂は"テルミィ"という名として、不思議な世界の冒険へ繰り出す事に.........。 テルミィが不思議な世界で出会う人々や出来事、そして現実の世界で繰り広げられているバーンズ屋敷に関わった事のある人々のそれぞれの思い出の語り合い、その絡み合いによって生まれる、物語の奥深さは、何とも言い難い、重厚さと温かさに満ちています。 ファンタジー世界の冒険という新たな世界への旅立ちと、誰もが心の中に持つかつて遊んだ場所への懐かしさ、その邂逅から生まれるたくさんの想いを、心いっぱいに感じられる1冊です。


かーこ

『あのとき始まったことのすべて』

中村航/著 角川書店

中学生の頃にできる事は、ひどく限られていると思う。だけど、この時にしかできないことが、たくさん満ちあふれている時期だとも思う。 あの時に散々やったバカな事や、それを見つめていた事、修学旅行の思い出に、くだらないギャグ。 それは、いつか、何にも変えられない大切なものになる筈。10年経って再会し、新たな恋や再び育まれる友情に翻弄される、彼らのように。 誰かのパーカーのフードに、こっそり何かを入れたくなったり、ペアリングよりもベアリングを欲しくなっちゃったりする1冊...かもしれません。


かーこ

『天体議会(プラネット・ブルー)』

長野まゆみ/著 河出書房新社

新学期が始まる。けれど銅貨と水連の足は行き着けの鉱石倶楽部に向かった。 そこで珈琲を淹れていたのはまるで作り物めいた美しさの少年。彼は――。 二人の少年が織りなす、綺麗で柔らかで甘くてそれからちょっとしょっぱい物語。そんな長野ワールド、ちょっと覗いてみませんか?


おり

『夢の上』

多崎礼/著 中央公論新社

夢売りの男が取り出したのは、彩輝晶。'叶うことのなかった夢の結晶'。 その形は睡蓮の蕾にも似て。夢売りの掌の上でその蕾がほころび、淡い光を放つ。 そして夢利きが始まる... 香り高い文章にうっとりするようなファンタジーです。 気に入られた方は、妹尾ゆふ子「翼の帰る処」、紅玉いづき「ミミズクと夜の王」などもぜひ。


koh

『民宿雪国』

樋口毅宏/著 祥伝社

一人の画家の数奇な人生を、複数の視点からあぶり出していく物語...。 と、言ってしまえばそれまでだけど、この作品はこんな単純なコメントに収まるような話じゃない!! まるで目的地不明の飛行機に乗せられたような感覚! 着地点はどこなのか、着地するのかどうかさえも謎!! 『民宿雪国』という飛行機が止まった時、そこに見える景色は一体...!?


仙台

『ツナグ』

辻村深月/著 新潮社

もしも死者に一度だけ会うことができたとしたら――――。 それが叶ったとき、人は誰に会い、何を思うのか。 死者に会うのは生きる者の傲慢なのか。 生者と死者をつなぐ使者自身も出せない答えを探しながら、4つの再会が叶えられる満月の夜。


仙台

『月と蟹』

道尾秀介/著 文藝春秋

どうしてだろう。僕たちの世界は、上手くいかない。だから、"ヤドカミさま"を作る事にした―。 あらがえない運命に懸命に立ち向かう少年たちを描いた、直木賞受賞作。 道尾さんは、「救い」をテーマに作品を書かれているそうだけど、それがぴったりの作品。


みかん

『幸せな嘘』

きむらゆういち/著 小学館

とにかく離れたかった。ココじゃない何処かへ。 ありふれた港町のとあるバー、そこに彼はいた。彼は無愛想で、どこか気取っていて、自分の周りにバリアを張っているようだった。 そんな彼をとりまく環境は、馴れ合いやおしゃべりが好きな客やラーメン屋の娘。ありふれた話ばかりの人達に彼はうんざりしていた......はずだった。 客や娘とつきあっていく中、そんなありふれた話の中にそれぞれの証、そして物語がある事に気付く。 そして彼は逃げ出した過去、脚本家としての自分に目を向けて、みんなが生きた証をシナリオへ仕立てていく......。 一人一人に、物語があるという事を教えてくれる、そんなお話です。ぜひ一度読んでみてください。


ゲンティー

『スットコランド日記』

『スットコランド日記 深煎り』

宮田珠己/著 本の雑誌社

ご存じでしょうか。著者は宮田珠己ことタマキング。また著者のファンになるとタマキンガーと呼ばれる。 著者は旅好きのおじさんでほとんどは旅の話なんだけど、こちらは日記です。日記ってその日にあった出来事を書くはずなんだけれど...某日、場所は電車の中。 We will soon make a brief stop at Nagoya.そろそろ名古屋です。であるはずが著者はbriefにひっかかり...。 普通に生活しているはずなのにおかしな日常が訪れる。 そしてそして、気づいたかもしれないがタイトルもおかしい。 本読んで笑いたいなって思っている人、必見です。


あやか

『もぎりよ今夜も有難う』

片桐はいり/著 キネマ旬報社

女優、片桐はいりさんが各地の映画館をまわって映画館の雰囲気を片桐さんの目線で語っています。昭和の雰囲気とか、現在ではなかなか味わうことのできない小さな映画館の様子とか色々。 昭和の雰囲気とかいっても私自身、平成生まれのため、ふんふん、なつかしいな...なんて知ったかで読んだけどその時代、ど真ん中の方ぜひ読んでください。あと映画好きの人も。


あやか

『放っておいても明日は来る』

高野秀行/著 本の雑誌社

なんかタイトルがいい。こちら、就職しないで生き抜く方法が9つ載っています。 みんながみんなすごい!個性が豊かというか、生活が濃い。あまりに濃いから全く参考にならない(笑) だけど、元気になれるし、自分も何かに挑戦したいな。なんてエネルギーをもらえる1冊です。 新しい明日が来る前に読んでみてはいかがでしょうか。 明日が大きく変わるかもしれません。


あやか

『12歳からの読書案内』

金原瑞人/監修 すばる舎

すべての本好きさんと、すべての本嫌いさんに。 YA小説(ライトノベル有りマス)から、ノンフィクション、絵本、短歌(!?)まで、'いま最も楽しい、元気の出る本100冊'


koh

こちらもオススメ!

『ヘヴン』

川上未映子/著 講談社


仙台

『俺俺』

星野智幸/著 新潮社


仙台

スタッフより

みなさん、こんにちは!ヤングスタッフです。

今回のテーマは「スタッフおすすめ本」。 私たちスタッフが自信を持ってお勧めする本を、たくさん集めました。 感涙必至のものや、思わず笑ってしまうもの、背筋がすっと寒くなる怖いものまで、内容も様々。 このリストをきっかけに、普段読まないジャンルの本も手にとっていただけたら、とても嬉しいです。

それでは、次回もお楽しみに!

From:かほ

製作 :日野ヤングスタッフ
装画 :杉浦ケイ
発行 :日野市立図書館
発行日:2011年4月