君は月夜に光り輝く
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なんの自慢にもなりやしないんですけど、結構本読んで泣くほうなんですよ、僕。
......さて、今回紹介させていただく本は佐野徹夜さんの『君は月夜に光り輝く』です。かなり有名なのでご存じの方も結構いらっしゃると思うのですが、第二十三回電撃小説大賞で《大賞》を受賞しており、佐野さんのデビュー作となります。
本作品はあらすじにも書かれている通り、世間一般で言う(自分しか言ってない)「人を泣かせに来る文章」なんですけど、その中でも特に自分を泣かせに来たので今回紹介することにした次第です。いや、泣くなんてものじゃありません。学校の部室で嗚咽漏らしていました。自分でも正直引きました。後輩にはもっと引かれました。
本来ならば、あらすじとか紹介するのが通例なのですが、僕はそんなに真面目ではないので割愛いたします。未読の方はぜひ読んでみてください。分類としてはおそらくライト文芸の類に入るのかと思います。そのため、ページ数は多いのですがかなり読みやすかったと自分では思っています。
一貫して結構シリアスめな内容なので、全身が完全にラブコメに漬かりきっているような方には面白い刺激になるのではないでしょうか?僕はなりました。「本読んで泣くとかありえない」と思っている方にもおすすめです。騙されたと思って、是非。
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小伝八橋