夜蝶の檻

　作者は瀬那和章さん。ジャンルは歴史、更に異能バトルが少々（？）含まれる小説です。

　歴史というジャンルは結構好みの別れる分野だと思うのですが（勝手な個人の意見です）、 今回はそれを承知したうえでこの本を紹介したいと思います。

　時代は幕末の日本が舞台。主人公たちは各々が目的のために最終的には同じ敵を倒す、というのが大まかな粗筋です。

　歴史とは言っても、物語のほとんどは架空の出来事であり（あんなことが現実で起こってたら大変なことになる）、日本史についての知識も中学、又は高校の日本史Ａまでが分かれば十二分に理解できます。

　そしてもう一つ、異能バトルというのも推せるポイントの一つです。歴史よりもこっちに魅力を感じる人の方が多いのではないでしょうか。

　歴史と異能バトル、そのどちらを目当てに読むとしてもこの小説は十分に楽しむことができると思います。是非。

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小伝八橋