11月4日(月曜日)に、多摩平の森ふれあい館にて「田丸雅智さん講演会」を開催しました。
中学生7名が企画運営を行い、当日はオンライン配信とあわせて40名の方がご参加くださいました。その様子をご報告します。
中学生と作家の交流事業とは?
平成28(2016)年度より、「中学生と作家の交流事業」として中学生によく読まれている作品の作者をお招きし、毎年11月に中学生向けに講演会を開催しています。
今年で9回目の開催となりました。
講演会の企画運営は、公募で集まった中学生が行います。会議を重ね、中学生自身が講演会のテーマや企画を考案します。
当日は中学生が司会進行をし、講師の講演と中学生による企画を行っています。
また、講演会終了後には中学生と講師の交流会を行い、自由に言葉を交わすことのできる時間にしています。
短い物語で広がる想像と世界 ~田丸雅智さん講演会~
第1部:田丸さんのご講演
会場参加型でワークシートを使用しながらショートショートのアイデアの作り方を実践していただき、その場で「寝るドーナツ」のお話が完成しました!
そのほか、理系からショートショート作家を目指すようになった経緯など、様々なお話をしてくださいました。
「情熱と、実行。」を座右の銘として、最近では海外でもショートショートの書き方講座を開催されるなど、精力的な活動に取り組まれている田丸さんのお話に、
来場者の方々も引き込まれていました。
第2部:中学生による企画(並べ替えクイズ/朗読・作品に登場する小道具発表)
並べ替えクイズでは、田丸さんご自身や田丸さんの作品に関連したクイズを中学生が行いました。
田丸さんに正解発表と解説をしていただき、作品の裏話なども聞くことができました。
「小さな燈明様 見て・聞いて楽しむショートショート」のコーナーでは、田丸さんの著作「燈明様」(『ショートショート千夜一夜』小学館 収録)を中学生が朗読し、その後中学生が実際に作成した「燈明様」に登場するちょうちんを披露しました。
来場者アンケートでも「わくわくした」「世界観に入り込めました」と好評でした。
交流会
講演会終了後には、企画に参加した中学生と田丸さんとの交流会を行いました。
和やかな雰囲気の中、様々な質問や会話がありました。
田丸さんの趣味の話など、講演会では聞けなかった話で盛り上がる会となりました。
田丸さん、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!