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市内在住絵本作家阿部結さんによる、おはなしづくりのワークショップ報告

image4.jpeg 令和6年度日野市子ども読書活動推進事業の一環として、市内在住絵本作家の阿部結さんをお呼びして、

おはなしづくりのワークショップ「自分の中にある<おはなしのたね>を見つけよう!」を開催しました。

平山季重ふれあい館3階大ホールにて、大人子ども含め、約40名の方が参加され、

阿部さんのおはなしづくりのワークショップを楽しみました。

阿部さんが作ってくださったスライドを見ながら、自己紹介と、出身地である宮城県気仙沼市について説明とクイズ、

その後図書館職員による阿部さんの著作「おやつどろぼう」「ねむらせやのネミイ」の読み聞かせなどがあり、

どうやってこの絵本が出来たのかについてお話がありました。

 ネガティブな気持ちになったとき、それをたねにして想像の世界へ。

自分の気持ちと、どんな場面でそうなるかなど考えながら、実際にお話を作っていきました。

小学生たちは、はじめは緊張していたようでしたが、阿部さんの優しく寄り沿うような語りかけ、

マイクを持って子どもたちの近くに来てくださり、だんだん雰囲気が柔らかくほぐれていきました。

そして、自分の中のもやもやした気持ちを助ける手段や、別世界を発表してくれました。

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 最後に阿部さんから、「なみのいちにち」の読み聞かせがありました。

その場にいた小学生は、まだ生まれていなかった頃に起きた東日本大震災についても触れられ、

阿部さんの伝えたいメッセージが会場にいた皆に届いたように思いました。

寄せられたアンケートから、一部抜粋してご紹介します。

★阿部さんがお話を作る際の発想のしかたや、子どもたちが大好きな「おやつどろぼう」が

生まれたきっかけなどお話を聞くことができて良かったです。

息子は2週間ごとに図書館に通っていて、将来は本を書く人になりたいと言っています。

実際に話作りに関わることでより具体的にイメージできたのではないかと思います。

貴重な機会をありがとうございました。

★おはなしをどうやって作るのかが聞けてよかった。

子供が普段抱いているもやもやした気持ちに向き合うきっかけにもなると思った。

現実世界で解決できなくても頭の中で「こうだったらいいのにな」と思えるだけでも

心が救われる時もあると感じました。

★娘の将来の夢の一つが絵本作家です。今回のワークショップで自分の中の「たね」の見つけ方に気付けたように思います。

そして、初めての絵本作家さんとの出会い、阿部さんをずっと忘れないと思います。

★飾らないお人柄、気さくなお話のされ方は、絵本の中のユーモア、読後に思わず口角が上がる、

ほんわかした気持ちになる物語に通じるのかナ?と思いました。とてもステキなワークショップの会でした。

ありがとうございました。同じ日野市在住ということで以前からとてもうれしく思っておりました。

講演会などあるとよいなとずっと思っていましたので、とても嬉しかったです。


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