第30期 日野市立図書館協議会 令和5年度第2回 議事要録 【日時】令和5年7月14日(金) 10:00~13:00 【場所】日野市立中央図書館2階 集会室 【出席者】○図書館協議会委員       田代守委員、山口洋委員、田中正昭委員、元木千恵委員、粟澤稚富美委員、       遠藤直幸委員、吉岡里美委員、金川正樹委員 【事務局】 奥住大輔館長、青石和久副館長、関戸寿憲副主幹       (説明員)星まゆみ分館長、渡邊分館長、横山、中山主任、星徹美分館長、遠藤係長 【協議事項】 1. 図書館の運営の状況に関する評価について …1評価方法→令和4年度主要な取り組みは本日の会議で説明し、質疑応答を行う。第3次基本計画の取り組みについてはメール等で質疑応答を行うので、7月21日までに事務局へ提出。 …2主要な取組 事業説明 1 第4次日野市立図書館基本計画策定 ・令和4年度1年間をかけ、公募市民を含む策定委員会を6回開催。基礎資料とするためのアンケート調査では107人の図書館未利用者の意見を聞くことができた。委員会では移動図書館の実際に貸出を行っている様子や分館を視察し、課題や雰囲気を理解したうえで会議に臨んだ。 →5年間の基本計画があり、各年度の事業計画があり、評価しPDCAを行うものとして、いずれが単年度の事業評価であるか …教育委員会へ図書館の主要事業として提出しているものが該当する。 →成果2行目の未利用者107人回答が集まったということか …その通り 2 第3次日野市立図書館基本計画推進事業 (高幡)他部署と連携 ジュニアスタッフによるポップ たかはたブッククラブ延べ35名 (日野)日野宿発見隊 スタンプラリー3年ぶり開催 八坂の祭り写真展 中央公民館・ひの児童館との連携 (多摩平)PlanT連携ビジネス関連展示 医療情報書架見直し 多摩平団地コーナー面出しによる認知度向上 (平山)闘病記コーナー充実 他部署連携図書展示 ひらやまえんにち (百草)館内BGM 百草里山地域資料 三沢中地区アクションプラン (移動)実利用者把握を行い巡回場所時間の見直し検討開始 旭が丘地区センター年2回50冊入替 石田環境プラザ利用者層に合わせた資料提供 旭が丘地区センター読み聞かせの再開 デリバリーカー出店3回 実践女子大学園祭出張 巡回中止のお知らせの工夫 (市政)多摩郷土誌フェア →市政デジタル資料の件について触れていないが …事業項目5地域・行政資料のデジタル化事業において説明する →中央図書館建替え計画について明記されていないが協議会としてPFIや指定管理に対しては意思表示を示しておきたい。そのような機会を設けてほしい …個別施設計画策定中 →ひまわり号中止はHPで周知しているのか …している →PlanT連携について、ビジネスに強い職員を配置しレファレンス対応できるようにしているか …PlanTに個人起業支援が可能な担当者がいる 3 第4次子ども読書活動推進事業 (第4次子ども読書活動推進)令和4年度に行った事業として令和3年度進捗調査 コロナ禍における工夫 (乳幼児へのサービス)絵本の福袋 絵本パック (小中学生へのサービス)小3学校訪問令和3年度10校から令和4年度15校 たかはたブッククラブ 外国語絵本 中学生と作家の交流事業は募集方法を変える (青少年へのサービス)日野ヤングスタッフ オンライン会議 ビブリオバトル (学校支援)司書教諭連絡会での意見交換 図書ミニ展示会13校25名参加 学校司書市政協力員研修講師 →図書館HPこどもコーナーの更新が遅い …夏に本のリストを発信する。更新頻度を高める →おはなし会の実績数値の記載がない。 …ウイルス事件で損失した。 →各館の事情に応じてのおはなし会開催は積極的に発信してはどうか →絵本の福袋の選択基準 定番物か自由選択か …両方。 →季節やテーマでもっと絵本の福袋をやれば面白い →福袋の絵本は複本か 書架で本と出合う機会が減る心配はないか …複本である。資料種別を展示等にして予約が入らないようしている (福袋が在庫として)長くならないようにしている →ジュニアスタッフが活動中におすすめ本の紹介など、発信の機会があったらよい 4 障害者サービス事業 ・12月に発生したウイルスによりデータが損失し、業務に支障が出たがなんとか継続している ・対面朗読半数がオンライン会議ツールを使用したものだった ・ディスレクシアへの対応 ・遊・友ランドへの参加 →電子機器やオンライン会議ツールの活用が広域的にできればよい …原則登録した市民が対象 →音訳者講習会が月曜なのはなぜか 土日の方が参加しやすいことはないか …月曜が都合よい利用者が多い →音訳者登録数36名、点訳者登録数9名に対し必要人数は? …音訳者は45名、点訳者は30名 5 地域・行政資料のデジタル化事業 ・政策課題連携枠事業として令和4~8年の5年計画で取り組む ・歴史的公文書デジタル化に着手 ・平成16年度以降の庁内各課の重要なデジタル資料を図書館HPに追加 →評価書には過去のデジタル化した資料の統計数値を掲載すべき →デジタル化資料がOPACの検索対象とならない …書誌に追加することはできるが作業量が膨大となりデータ化できていない →デジタル資料のテキストデータ化はされているか …されていない →電子データは一瞬で失われる恐れがある 紙での保存やバックアップを検討・構築すべき …ペーパーレス化や保存場所の問題があり、デジタル化は進める。バックアップは万全にする 6 図書館におけるランサムウェア感染事故対応 ・令和4年12月17日業務用ファイルサーバーが外部からの攻撃によりデータ損失。対策委員会を設置し原因究明・復旧作業を実施 ・これら原因究明、システム再構築などに12百万円の費用が発生した。 →学校間でこの事案内容を共有したほうがよいか 何か気を付けたり対策する必要はないか …当面の対策は施した。これまで通り使用して構わない 【報告事項】 1. 日野市社会教育施設(一部)個別施設計画 …学校を含む公共施設再編計画の中で日野図書館を含むエリアが市内で最初に着手する方向で検討することになり、日野図書館においてアンケートを実施した。また今年度老朽化した中央・高幡・日野の図書館及び中央公民館と施設管理者である平山図書館を中心に個別施設計画を策定する。そのためのアンケートを8月10日まで実施する。 →施設再編計画となるとどの市でも社会教育施設から手を付けられる。危機感をもっている →未利用者の声により、多数決で不要論とならないように →市民のための図書館としてここだけは守りたいという思いを教育長と意見交換をしたい。協議会に参加していただきたい。 →今後人口減少の中で施設が減らされると、一度PFI等により直営を切ると元に戻すことはできない。(技術などが失われる)そういう地域が実際にあった。 →多少の不便さが人の動きを生み、活気が出る。 2. 次期システム導入に向けての検討状況 …情報があふれる現代社会において、確かな資料提供ができる図書館の重要性は増している 人・モノ・サービス内容において課題がある デジタルコンテンツを扱うスキル 施設の老朽化 アナログとデジタルへの対応 電子図書館サービス 市役所のDXとの整合 DX戦略は利用者中止に未利用者も含めサービス改革を図る 今後10年以内に図書館職員の退職がある中間層がいない 来年度のシステム更新に向け「電子図書館サービス」「図書館アプリの導入」「端末の無線化」「クラウド化」「GIGAスクールとの連携」「契約手法の精査」等を実施する →マイナンバーカードの利用について、利用履歴と紐づけられるという不安が利用者にはある →職員の年齢構成については今からしっかり考えていく必要がある 3. 館報「ひろば」より (1)6月号より …今年度より中学生と作家の交流事業は中学生スタッフを公募にした。9人が集まった。つがねちかこさん講演会は後ろにじゅうたんスペースを設け子育て世代がくつろいで参加できるようにとのつがねさんの発案。 (2)7月号 …ジュニアスタッフ募集も人数制限を緩和した。日野宿スタンプラリー277冊販売。ボランティアが多数集まった。これは学年間で口コミにより伝わったようだ。 【配布資料】 ・令和5年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書案「主要事業」 ・令和5年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書案「第3次基本計画への取組」 ・令和5年度日野市立図書館の運営の状況に関する評価書案「第3次基本計画への取組」への質問票 ・日野市立図書館の施設のあり方に関する利用者アンケート結果のご報告 ・図書館建物や設備の老朽化対策や今後についてのアンケート ・図書館DXの課題、目標、具体施策案 ・図書館報「ひろば」6・7月号