第30期 日野市立図書館協議会 令和3年度第1回 議事要録 【日時】令和4年5月30日(月) 14:00~16:00 【場所】日野市役所506会議室 【出席者】 〇図書館協議会委員 田中正昭委員、田代守委員、山口早苗委員、山口洋委員、粟澤稚富美委員、 元木千恵委員、遠藤直幸委員、吉岡里美委員 〇教育委員会 堀川拓郎教育長、小林真生涯学習担当参事 【事務局】 清水ゆかり館長、青石和久副館長、三浦雅人主事 1.開会の辞 2.任命書交付 3.教育長あいさつ 4.担当参事あいさつ 5.各委員の自己紹介・職員紹介 6.委員長・副委員長選出 互選により、委員長:田代守委員、副委員長:山口洋委員 7.委員長・副委員長あいさつ 8.議題 ①図書館の概要について……配布資料の内容を説明 資料6「子ども読書活動推進計画」について、日野市の場合事務局はどこが担当しているのか →図書館が事務局を担当し、関係部署から委員を募り進めている 資料5「第3次日野市立図書館基本計画」に関連して、基本計画策定委員と協議会の役割の違いはなにか →基本計画策定委員会は、前回の計画の評価と次の計画(次5年間の活動目標など)の検討と策定を1年間で実行す る委員会(5年に一度の設置)である。一方で図書館協議会は、図書館の前年の運営実績評価および現在の図書館の 運営状況を四半期ごとに評価する委員会(毎年設置)である。 資料8「令和3年度図書館統計(速報値)」より、令和2年から利用実績などが回復傾向になっている。 特に児童の伸び率が高いことについて、転入者が増えたため、といったことはないのか。 →少なくともここ数年で子どもの人口は大きく変動していない→人口推移を注視し共有する 統計からもたくさんの資料を購入してもらっているのはありがたいが、一方で、読まれないままに除籍されてしま う資料がどのくらいあるのか(人気な本をいれるがために除籍されることがあるのか、など)→除籍基準のもとに 除籍しており、そういった資料がない、とは言い切れない。ただし、三多摩地域全体で保存する取り組みがあり、 地域のなかで(貸出回数によらず)最低2冊は残すようにはしている。 統計内の「利用登録者数」と「利用登録率」の意味はなにか →「利用登録率」は利用登録者/日野市の人口で求めたもので、「利用登録数」は利用登録を行った全体のうち、 実際に利用している数のこと。 →家族で1枚といった利用形態もあり、厳密な数は算出できないのが現状 →子ども向けのカードを別デザインにするといった工夫や対象年齢を上にとらえた呼び込みの取り組みなどを考え てもよいのでは 「読書離れ」がいわれているが、児童に向けた読書の間口が広いぶん、読める子には物足りなさがあるのではない だろうか。 →読書経験のある子には、年齢にとらわれずに読み応えのある資料へ誘導をするような取り組みがあると良いと 思われる。 →読書経験の浅い子にはメディアを入り口にするというのも良いかもしれない→いずれにせよ職員の「ガイド」 としての役割が重要 コロナの影響など、学校図書館の現状はどうか?→当初は、授業や休み時間での図書館利用には苦慮したが、だん だんと以前のような利用に近いかたちに戻りつつある →本が好きにな るような工夫をしている一方で、蔵書に関しては課題を抱えている状態 ②図書館協議会について 運営に関する諮問に関して答申を出すほか、図書館の運営そのものに意見を出す機関。図書館法のほか、日野市の 図書館協議会設置条例を根拠にもつ機関である。昨年度事業報告への評価のほか、次年度予算案への意見など。 ③令和4年度 図書館主要事業について 第4次図書館基本計画の策定 令和5年度からの5か年の計画。市民アンケート、ワークショップの実施などで広く意見を募りながら、令和4年度 中の策定を目指す。 障がい者サービスの推進 読書バリアフリー法に基づき、理念の実現を目指し、障がい者サービスの推進を図る。他課と連携しつつ、サービ スの利用対象者自身に届くような仕組みづくりを図り、サービスの充実を進める。 施設の維持 教育部全体で老朽化した施設も含め、今後の在り方を検討する。 歴史的公文書デジタル化事業 ふるさと文化財課との協同で、政策課題連携枠の事業として進めている。歴史的に重要な文書のデジタル化を行う。 デジタル化した資料のうち、公開可能なものについては、随時公開をしていく予定 ④令和4年度 図書館予算について 前年度より経費増。増えた主な要因は次のとおり。  1)会計年度任用職員の制度変更に伴う人件費増  2)第4次図書館基本計画の策定準備に関する外部コンサル料 3)図書貸出システムの改修費 ※Windowsの仕様変更に伴う改修費 4)歴史的公文書デジタル化事業費 5)中央図書館土地取得経費 一方で、財政全体は依然厳しく、図書費はなんとか維持している。 ⑤令和4年度 図書館の運営状況に関する評価について メールなどで事業報告書を送付し目を通してもらい、事業への意見を募る。また、第2回協議会では、図書館の主要 事業についての説明と質疑応答を行う。第2回の内容を受けての意見も併せて、評価書を作成する。 ⑥第4次図書館基本計画の策定委員1名の選出 田代守委員 9.その他 ①会議録の作成について 議事要録を作成しホームページにて公開 ②開催通知等の連絡方法について 主にメールにて通知 ③次回の日程について 提示した候補日に対して参加可能な日を募る。決定後、全員に通知。 ④その他 次回開催方法はZoomと対面の併用で検討。